私が中学3年生でグレた理由

自分が経験したこと

中学2年生まで真面目だった私が中学3年生でグレました。

当時の私にはそういう時期だと思っていたけれど、親が働きすぎて放任の子育てになっていたことが原因でした。

家に帰らなくったり、DV彼氏に依存、妊娠と、どん底の時期でした。

今ではありがたいことに大好きな人と家庭を築き、保育士としても働いています。

グレた原因、どうやって普通まで戻ったかなど詳しく書いているので参考にしてみてください。

グレる5つの原因

小中学生の子供がグレる原因は5つあります。

  • 過干渉の子育て
  • 放任の子育て
  • 暴力や暴言
  • 離婚や引っ越し
  • 悪い生活環境

グレてしまう5つの原因を詳しく説明していきます。

過干渉の子育て

過干渉とは子どもをコントロールしすぎることをいいます。

〜しなさい、と言い過ぎたり、子どもの行動を制限したりし過ぎていませんか?

過干渉の子育てをすると、子どもはイライラします。

それが親子関係の悪化につながり、ひどい反抗や問題行動を起こすようになるのです。

放任の子育て

放任の子育てとは、子どもをほったらかしにしてしまうことです。

・親の帰りが夜遅く、家でひとりぼっち
・子どもが話しかけても真剣に聞かない
・子どもに興味がない

仕事が忙しいことが理由であっても、子どもをほったらかしにすると寂しさを感じるでしょう。

その寂しさを紛らわすために深夜に外出したり、ネットを通して出会いを求めたりしてしまうのです。

暴力や暴言

親が子どもに暴力をふるったり暴言をはいたりしていると、子どもも同じ行動をとるようになります。

親子は鏡だからです。

私が保育士をしていたときにも感じました。

イライラすることがあっても絶対に手を出さないA君と、何かあるとすぐ手が出てしまうB君。

この2人の違いは、親から手を出されていたかどうかでした。

A君は、一度も親から手を出されたことはなかったそうです。

B君は、親から手を出されていました。

親の行動は、子ども真似するので注意しましょう。

離婚や引っ越し

離婚や引っ越しが、ダメな子育てというわけではありません。

家庭状況や仕事の都合で、仕方ない場合もあるからです。

ただしれらをきっかけに、子どもが「寂しさ」を抱くことがあります

家族の形が変わったり、仲の良い友達と離れたりすることで、精神的な影響があるからです。

この「寂しさ」から、問題行動に発展してしまうこともあります。

悪い生活環境

生活環境が良くないことは、子どもがグレる原因になります。

よくあるのが、周りのヤンチャな友達に流されて、非行に手を染めてしまうケースです。

友達関係は一旦できると切れにくいです。

断りづらいため、仕方なくやってしまうこともあるでしょう。

このような周りの環境が、子どもの非行などにつながることもあります。

グレた主な原因

上の「5つの原因」から考えて、うちは放任の子育てに当てはりました。

その理由を詳しく説明していきます。

放任の子育て

中学生に上がる時に母親が単身赴任になりました。

中学2年生の時に父親の仕事が遅くなり、帰宅が23時すぎ。

中学3年生の時、一緒に住んでたおばあちゃんの親戚が亡くなり、1年近く遠く離れた場所へ住むことに。

見事に家に誰もいなくなりました。笑

小学生までいとこも一緒に8人くらいで住んでいて、そこから気づいたら父親と2人になっていました。

うちは仕事や家庭の事情で仕方なく放任子育てになっていました

寂しさを強く感じた

今まで「ただいま」と言えば、誰かが「おかえり」と言ってくれていたのに、中学3年生の時には真っ暗で誰もいない家に。

もともと、おばけが怖いという性格上、真っ暗な家に一人でいるのは苦痛でした。

苦痛というか、怖くて家の中に入れませんでした 笑

父親が帰ってくる23時まで、人がいる外を歩き、本屋さんに行ってずっと父親が帰ってくるのを待ってました。

「鍵が持てて嬉しい〜」と強がっていたり、寂しいなんて自分の気持ちも分からなかったです。

今思えば、すごく寂しかったんだと思います。

中学3年生というタイミングでグレた

中学2年生までは普通の女の子でした。

部活も勉強も頑張っている真面目な感じです。

友達も真面目な仲良い友達がちゃんといました。

テストでは平均以上、部活では県大会出場、ピアノ伴奏をしたり、親もヤンキーではなく普通の人です。

中学2年生までは順調な日々でしたが、3年生になって狂っていきました。

その理由を詳しく探っていきます。

部活(頑張っていたもの)を引退した

中学3年生の部活で、最後の大会では、目標だった県大会出場。

それを達成することができました。

あの時は達成感があり、すごく嬉しかったです。

それと同時に今まであった目標がなくなり、何を頑張ったらいいのか分からなくなりました

家に誰もいなくなった

部活がなくなり、受験勉強のため早く帰るようになった3年生。

ですが、母親は中学1年生の時から単身赴任、父親は帰宅が遅い。

ずっと家にいてくれた祖母は田舎にいることになり、本当に何をしていいか分からなかったです。

真っ暗な家で、目標もなく、受験校の話すら気軽にできない家。

仲良かった友達も塾に行ったり、高校受験に向けて頑張っている姿を見て誰にも相談できない日々を過ごしました。

友達も変わった

今までの友達は部活で同じ目標を持って一緒に頑張ってきた友達です。

それ以前に小学校からずっと仲良しの友達でした。

ですが、部活を引退してから波長が合わなくなったのか急に喋らなくなりました。

お互いに何かをした、喧嘩をしたとかもなく、お互いに声をかけなくなりました。

そのかわり、3年生で初めて同じクラスになった子と急に仲良くなりました。

ピタッとはまるように、いつも2人で一緒にいました。

その子は母親と2人暮らしで、高校は頑張らずに行けるところでと決めていたり、学校終わりは暇なので一緒に遊んだり、私と似ている部分が多かったです。

今でもよく話ますが、なんであの時あんなに仲良くなったのか分からないです。

どんな風にグレたか

ここからはどんな風にグレたのか、何をしてしまったのかを書いていきます。

正直、思い出したくない過去でもあります。

ですが困っている方の力になれたらと思いますので、詳しく書いていきます。

家に帰らない、帰れない

帰っても家には誰もいないので、夜が本当に怖かったです。

なので帰れませんでした

帰れないので、友達の家に遊びに行ったり、彼氏の家に行ったりしました。

とりあえず誰かといたかったみたいです。

みんな用事がある時は、本屋さんなど明るい場所に夜遅くまでいました。

DVの彼氏ができた

中学3年生になって、彼氏ができました。

喜んだのも束の間、の彼氏は何か気に入らないことがあるとすぐ殴るDV男だったのです。

「じゃあ別れればいいじゃん」と思いますが、私はその判断すらできない状態です。

彼氏と別れたらまた一人で寂しいから、殴られたのは自分が悪いから、という考えなんです。

彼氏も殴った後は必ず謝ってくれたので、許してしまうんですよね。

そして彼氏も親が離婚で揉めてて、同じように寂しさを感じていたのかもしれません。

髪を染める

グレてなくても染めるとは思いますが。笑

昔は染めると周りから色々言われたものです。笑

中学3年生の時に染めたので、染めただけで不良だと言われてました。

高校を辞めて風俗で働こうと思ってた

彼氏と別れてからの話ですが、高校を辞めて風俗で働こうと思いました。

お金っていうよりも、誰かと体を重ねたかったのかなと思います。

この考えも寂しさからきていますね。

どうやってグレてから普通に戻ったか

中学3年生でグレてからすぐに普通には戻ってないです。

グラデーションのように中学3年生から高校2年生ぐらいには落ち着きました。

詳しく説明していきます。

DV彼氏の子を妊娠して、目が覚める

本当に酷い話ではありますが、DV彼氏の子を妊娠しました

その時、初めて母親に相談しました。

どうしたいの?」と母親に聞かれ、ボロボロになって泣きながら「育てられない」と伝えました。

なんの覚悟もなく、寂しさだけで付き合っていた彼氏と別れる決意をしました。

初めて母親に助けてと言えた日でした。

この時に寄り添って貰えなかったら、ニュースで見る状態になっていたと思います。

母親になる覚悟もないまま、寂しからできてしまった命。

本当に反省しましたし、子供をおろしてからも心の中でその子を思いました。

ごめんなさい、そして目を覚まさせてくれてありがとう」と。

その命のおかげで、DV彼氏とも無事に別れることができました。

受験した高校を辞退して遠く離れた女子校へ通う

最初に選んだ高校はDV彼氏と同じ地元の高校を受験していました。

ただ母はこれはまずいと思ったようで、通学に1時間半かかる高校を受験するようにしてくれました

母は中学の担任に相談して、最初に受験した高校を辞退するため、先生が謝罪しに行ってくれました。

当時は先生にまで迷惑かけているなんて思いもしなかったです。

高校に通い始めてからは通学時間も違うので、DV彼氏とは会わなくなりました

母親と暮らし始め、少しずつ元に戻る

初めて母親と暮らしている実感を持てた時期でした

帰ったら母がいて、お弁当を作ってくれて。

言えなかったけど、すごく嬉しかったです。

もう以前のような”お利口さん”には戻れなかったけど、中学3年生に比べればマシになっていました。

友達のお母さんに怒られて完全復活

グレた感じが高校を入学してもすぐには変わらなかったです。

入学した時から高校を退学したかったです。

中学の友達も入って4日で退学していたので、一緒に辞めようと思っていました。

親は「退学していいよ」とは言わないので、3学期に入って1ヶ月半、学校休みました。

バイトができるなら辞めてもいいと言われたので、バイトを始めました。

ですがバイトも長続きせず、学校にも行く気になれなくてずっと休んでました。

ある日、高校の友達に泊まりに来てと言われて行くと、うちのお母さんから話があると。

「高校を辞めたいって聞いたけど、高校だけは卒業しな。付き合う男が変わってくるよ

と怒られ、ハッと気がつきました。

今、一緒に遊ぶ男友達は中学で警察にお世話になってるような人たちでした。

これじゃあまた同じことになってしまうと思い、目標が高校卒業になり、無事にそれを達成しました

そして高校に通うようになってから、今の優しい旦那とも出会いました。

小中学生の保護者の方へ、今できることを

しっかり愛情を持って育てている方はきっと私みたいなことにはならないです。

自分がグレた経験をして、これだけはしてあげて欲しいと思うことを書きました。

自分の子育てを振り返って参考してもらえればと思います。

最後に今、未成年の方で困っている方にもメッセージを書きました。

子どもが帰宅するときには家にいてあげて欲しい

ぜひ中学生になっても帰宅時間にはお家に誰かいるようにしてあげて下さい

「おかえり」と暖かく迎えてあげて欲しいです。

帰ってきたとき、誰もいないのは本当に辛かったです。

お仕事で難しい場合は、あなたのこと気にしてるよという気持ちが分かるように接してあげて下さい。

例えば休みの日に公園行って一緒に遊んだり、お家でお話ししたり遊んだりしてみて下さい。

きっとそれだけで安心できます。

子どもからしてきた話には耳を傾けてあげて欲しい

子どもからしてきた話はさえぎらずに聞いてあげて欲しいです。

聞いてもらうことで安心できますし、子どもからのSOSがある場合もあります。

本当に助けて欲しい時って相談するのにも勇気がいるんです。

どうか普段からお話しを聞いてあげて下さい。

望まない妊娠で困っている未成年の方へ

私のように望んでいない妊娠をした方、相談できる人は周りにいますか?

お母さんが一番近くて相談しやすい人であれば、ぜひ相談して下さい。

お母さんに相談できなければ、ネットで検索したら沢山の相談窓口があります。

まずは勇気を出して誰かに相談することです

何も分からないのは当たり前です。

細かいことは大人がどうにかできますが、知らなければ何もできません。

私もあんなことがあっても、今では普通に生活をしてます。

なので大丈夫です、相談して下さい。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



タイトルとURLをコピーしました