人の役に立てる・子どもの成長を感じられる保育士にやりがいを感じています。
ですが、保育士は合っていないなと感じることもあります。
HSPの保育士として働いてみて、感じたことをまとめました。
HSPと保育士は合っているのか?

HSPで保育士として働いてみて、合っている面と合っていない面、両方を感じます。
HSPとして、子どもに対してはその能力を全力で発揮している感じがあります。
ただHSPだからこそ、子ども以外の人間関係や長時間労働など環境に左右されます。
なので、合っている面・合っていない面の両方が感じられるんだと思います。
HSPを活かしている場面

HSPを活かしているなと感じているところをまとめました。
子どもに対しては、すごく合っているなと感じています。
子どもの気持ちに共感できる
子どもや保護者の気持ちを察することができ、深く共感できる力があります。
まだ、うまく伝えられない子どもたちの気持ちを察することが多いです。
なので、子どもたちからは頼りにされることが多いです。
保護者の不安な悩みに寄り添うことができるので、信頼関係を築きやすいです。

子どもの泣いている理由に共感しすぎて、自分も泣きそうになることが頻繁にあります…。
子どもの変化に気づける

毎朝、子どもを見たり触れたりするだけで、体調の変化に気づけます。
感覚が鋭いので、手を握ったりするだけで熱があるかも?と気づくことが多いです。
他にも表情で困っている子を見つけて理由を聞いて解決したり、
怒っている子の側に行って、噛みつきや手が出てしまう前に防ぐことが多いです。
1人1人について、深く考えられる
一人ひとりの個性や発達に合わせた保育方針を考えることが得意です。
人の感情や様子を感じ取る能力が高いので、一人ひとりの子どもの様子をよく観察しています。
また、じっくり考え深く掘り下げることも得意です。
平等に接することができる
なので、どの子にも平等に接することができ、差別やえこひいきはありません。
相手の感情に配慮し、誰もが気持ちよく過ごせるようにします。
誰かが嫌な気持ちになることや、争いを好まず、自分から人を傷つけることはありません。

子どもからも雑談や困りごとなど、話かけられることが多いです。
他の先生よりも話しかけやすいのかなと思ってます。
困っている人に気付きやすい

子どもや先生が困っていることにすぐ気づくことが多いです。
例えば子どもが嘔吐したらすぐに気づいて嘔吐処理に入っていることが多いです。
クラスの補助に入ったときも、今何をしたらいいか、どの子を見たらいいか、
なんとなくサポートが必要な場所が分かります。
HSPだから向いてないと思うこと

HSPだからこそ、疲れる・辛い場面も多いです。
子どもに対してではなく、環境や性格で向いてないと感じることが多いです。
人間関係が辛い
保育園という狭い社会で、人間関係が酷いところは辛いです。
前の園長先生が先生たちの愚痴を言っていて、それを毎日聞くのだけで辛かったです。
3年間耐えましたが、それが原因で辞めた保育園もあります。
たったそれだけのことが、HSPの私にはかなりストレスでした。
小さなミスを引きずりがち

HSPは小さなミスを、ふとした瞬間に思い出して、落ち込みます。
保育園は気をつけていても、小さなミスが起こりやすいです。
洋服の入れ間違えや、ピアノの弾き間違え、上がる時の報告し忘れなど…。
フラッシュバックして、ミスを引きずることが多いです。
必要なスキルが多すぎてパンクする
保育士には必要なスキルが多くて、自分には無理だと思うことがあります。
大きな声の出し方、普通の声でも子どもが聞いてくれる技術、
クラスのまとめ方、子どもとの遊び方、声のかけ方など…。
例を挙げたらきりがありませんが、そんなことを考えていると
「自分はできていないから向いていない」と思ってしまいます。
声が大きい環境に長時間いると疲労する

HSPさんは大きな音に敏感です。
そんな中、保育園ははっきり言って、大きい音の連続です。
「このレベルの音に1日30分さらされると聴覚が一時的に失われるおそれがあります」
と、毎日アップルウォッチに警告されています。
前に出ることが苦手
保育士は前に出ることが多いですが、すごく苦手です!
前に出て話す、絵本を読む、司会をするなど、地獄でしかないです。
最初は慣れてないだけ、努力すれば治ると思っていました。
ですが、何年やっても慣れることはなく、ただ辛いだけでした。
小規模保育園で働いてみて

デメリットがなければ、小規模保育園でずっと働きたいと思えるほど合っていました。
HSPの私が小規模保育園で働いてみて、感じたことを
メリット・デメリットにして簡単にまとめました。

私がいた小規模保育園は0〜2歳の定員15名でした。
小規模保育園のメリット
- 子どもの人数が少ないので、一人ひとり丁寧に接することができる
- 前に出ることが苦手な私でも、人数が少ないため気持ちが軽い
- 職員も少ないので、仲良くできたり相談しやすい
- 行事がほぼないので、準備や労働の負担がない
小規模保育園のデメリット
- 職員の人数が少ない分、調理をやったり、朝の準備など一人でやることが多い
- 休みが取りづらい & 休みなのに電話がかかってきて出勤になる
- 自分がやらなきゃという、責任感が重め
- 固定のシフトが難しく、シフトの時間がぐちゃぐちゃ

園長との距離が近いため、休みの日に電話で愚痴を聞かされてました。
大きい保育園で働いてみて

大きい保育園で働いてみて、人の多さに圧倒されました。
ただ時間を短く働いているため、今は条件の合う大きい保育園で働いています。
HSPの私が大きい保育園で働いてみて、感じたことを
メリット・デメリットにして簡単にまとめました。

私がいた大きい保育園は0〜6歳の定員170名です。
大きい保育園のメリット
- 職員の人数が多いため、休みが取りやすい
- 会社にもよりますが、給料が小規模より高い
- 役割分担がハッキリしているので、調理に入ることがほぼない
- 人数が多いからこそ、仕事を分担できる
大きい保育園のデメリット
- 行事が多いため、準備や責任が大変
- 子どもの人数が多いため、目がまわるし疲労感が半端ない
- 前に出るとなると、170人+職員40人の前で喋ることになるため、辛い
- 全員を丁寧に見ることが難しい
HSPとしてこれから保育士を目指していくなら

誰かの役に立てている、子どもの成長を感じられる保育士は楽しいです。
なので、自分に合っているか、どのくらいの時間で働けるかを考えてみて下さい。
また、正社員とパートで、仕事内容が変わってきます。
私も今は3時間という短い時間で働いてるので、続けられています。
最後まで見ていただき、ありがとうございました。
少しでも参考になれば幸いです。